平成20年3月3日掲載

 全日本合唱コンク−ル全国大会開催規定

第1章 総 則

第 1 条(名称)
   第○○回全日本合唱コンク−ル全国大会とする。(以下全国大会と略す)
第 2 条(主催)
   1 社団法人全日本合唱連盟(以下「全日本合唱連盟」という)・朝日新聞社とする。
   2 開催地の自治体を加えることができる。
第 3 条(後援)
   関係省庁・開催地の自治体及び自治体教育委員会など全日本合唱連盟理事会で決定したものとする。
第 4 条(期日)
   1 中学校・高等学校部門
     原則として、毎年10月最終土曜日・日曜日とする。
   2 大学・職場・一般部門
     原則として、毎年11月23日前後の休日を含めた2日間とする。
第 5 条(開催地)
   原則として9支部持ち回りとし、全日本合唱連盟理事会において決定する。
第 6 条(審査員)
   1 1部門9人以上とする。
   2 選出方法については、別に定める。

第2章 部門・出演区分・出演人数

第 7 条(部門)
   実施部門は、中学校・高等学校・大学・職場・一般の5部門とする。
第 8 条(出演区分・出演人数)
   各部門の出演区分と出演人数は次のとおりとする。
   1 中学校部門混声合唱の部        8名以上
   2 中学校部門同声合唱の部        8名以上
   3 高等学校部門Aグループ(小編成の部) 8名以上32名以下
   4 高等学校部門Bグループ(大編成の部) 33名以上
   5 大学部門               8名以上
   6 職場部門               8名以上
   7 一般部門Aグループ(小編成の部)   8名以上32名以下
   8 一般部門Bグループ(大編成の部)   33名以上
   なお、出演人数には、指揮者・伴奏者・独唱者は含まないが、指揮者・伴奏者・独唱者が合唱メンバ−に入って歌う
   場合は、出演人数に加えるものとする。

第3章 出演資格

第 9 条(出演の資格)
   出演合唱団は、全日本合唱連盟に所属する各都道府地区県合唱連盟(以下、正会員連盟という)に加盟している合唱団
   で、支部大会で該当部門の代表として支部長の推薦を受けた合唱団、及びシ−ド合唱団であること。
第10条(各部門の出演合唱団資格)
   各部門の出演合唱団の資格は次のとおりとする。
   1 中学校部門
     @同一中学校に在籍する生徒で編成する合唱団。
     A複数中学校の生徒で編成する合同合唱団で、常時活動し当該正会員連盟の理事長及び支部長が認めた合唱団。
     B同一中学校から複数の合唱団が出演できる。
     C出演団員は同一種別(混声・男声・女声)に1回に限り出演できる。
   2 高等学校部門
     @同一高等学校に在籍する生徒で編成する合唱団。
     A複数高等学校の生徒で編成する合同合唱団で、常時活動し当該正会員連盟の理事長及び支部長が認めた合唱団。
     B同一高等学校内から複数の合唱団が出演できる。
     C出演団員は同一種別(混声・男声・女声)に1回に限り出演できる。
     D同一の中高一貫校に在籍する生徒で編成する合唱団。ただし、中高一貫校として出場する中学生は規定上高校生
      として扱う。
   3 大学部門
     @同一大学に在籍する学生で編成する合唱団。
     A複数大学の学生で編成する合同合唱団で、常時活動し当該正会員連盟の理事長及び支部長が認めた合唱団。
     B同一大学内から複数の合唱団が出演できる。
     C出演団員は同一種別(混声・男声・女声)に1回に限り出演できる。
   4 職場部門
     同一企業体、官庁等に属する役員・従業員等で組織する合唱団。
   5 一般部門
     前記4部門のいずれにも属さない合唱団。
第11条(指揮者・伴奏者)
   指揮者・伴奏者・独唱者の出演資格は問わない。ただし、中学校、高等学校部門の指揮者・伴奏者・独唱者については、
   当該校長が認めたものに限る。
    また、指揮者・伴奏者・独唱者が合唱メンバ−に入って歌う場合は第10条の出演資格を満たさなければならない。
第12条(シ−ド合唱団)
   1 シード合唱団の適用部門は、大学・職場・一般部門とする。
   2 当該年度全国大会で各出演区分ごとに金賞受賞団体の中から2団体以内をシード合唱団として選出できる。
   3 シ−ド合唱団は、次年度全国大会への全日本合唱連盟推薦合唱団として都道府県及び支部大会の審査を受けずに全
     国大会に出演できる。
   4 シ−ド合唱団は、都道府県大会及び支部大会に審査の対象外で出演しなければならない。
   5 シ−ド合唱団は、前年度の全国大会に出演した出演区分を変更することはできない。

第4章 演奏

第13条(演奏曲)
   中学校部門の出演団体は、自由曲を演奏して審査を受けるものとする。
   高等学校・大学・職場・一般部門の出演団体は、課題曲と自由曲を演奏して審査を受けるものとする。
   この場合の演奏順は、課題曲・自由曲の順とする。
第14条(課題曲・自由曲)
   課題曲と自由曲の演奏は次のとおりとする。
   1 課題曲は、全日本合唱連盟発行の当該年度合唱名曲シリ−ズから1曲を選択して全員で演奏しなければならない。
   2 自由曲は、曲目・曲数に制限はない。
第15条(演奏時間)
   演奏時間は次のとおりとし、演奏時間が超過した場合は失格とし審査の対象としない。
   1 中学校部門
     演奏開始から演奏終了まで曲間を含めて8分00秒以内とする。
   2 高等学校
     自由曲の演奏開始から演奏終了まで曲間を含めて6分30秒以内とする。
   3 大学・職場・一般部門
     自由曲の演奏開始から演奏終了まで曲間を含めて8分30秒以内とする。
第16条(伴奏楽器)
   伴奏楽器は自由である。ただし、主催者の用意するもの以外は、使用団体の責任において用意し、これにかかる費用は
   使用団体が支弁しなければならない。
第17条(演奏曲・曲目順・伴奏楽器の変更禁止)
   都道府県大会・支部大会・全国大会を通して、演奏曲目・曲目順・伴奏楽器を変更することはできない。
第18条(出演順)
   本大会開催年度の全日本合唱連盟春季理事会で、支部長の抽選により決定する。

第5章 支部代表

第19条(支部大会から全国大会に推薦できる合唱団数)
   1 支部大会からの推薦団体数の上限は、支部大会傘下の都道府県大会における参加合唱団数により次のとおりとする。
   @中学校部門・高等学校部門・一般部門
    都道府県大会参加の支部合計数 25団体まで     2団体
    都道府県大会参加の支部合計数 26団体〜 50団体 3団体
    都道府県大会参加の支部合計数 51団体〜 75団体 4団体
    都道府県大会参加の支部合計数 76団体〜100団体 5団体
    都道府県大会参加の支部合計数101団体〜125団体 6団体
    以下これに準ずる。
     ただし、出演区分(混声合唱の部・同声合唱の部、Aグループ・Bグループ)に各1団体以上含まなければならな
    い。
   A大学部門
    都道府県大会参加の支部合計数  4団体まで     1団体
    都道府県大会参加の支部合計数  5団体〜 25団体 2団体
    都道府県大会参加の支部合計数 26団体〜 50団体 3団体
    都道府県大会参加の支部合計数 51団体〜 75団体 4団体
    都道府県大会参加の支部合計数 76団体〜100団体 5団体
    都道府県大会参加の支部合計数101団体〜125団体 6団体
    以下これに準ずる。
   B職場部門
    都道府県大会参加の支部合計数 25団体まで    1団体
    都道府県大会参加の支部合計数 26団体〜 50団体 2団体
    都道府県大会参加の支部合計数 51団体〜 75団体 3団体
    都道府県大会参加の支部合計数 76団体〜100団体 4団体
    都道府県大会参加の支部合計数101団体〜125団体 5団体
    以下これに準ずる。
   2 シ−ド合唱団は、上記参加合唱団数及び推薦数のいずれにも含まれない。
第20条(出演区分の変更禁止)
   出演団体は、都道府県大会・支部大会を支部長が支部代表として推薦した支部大会の時の出演区分を変更することはで
   きない。

第6章 出演経費・審査と表彰

第21条(出演経費)
   参加料は無料とする。ただし、出演に要する費用は、出演団体の負担とする。
第22条(審査と表彰)
   1 審査は、原則として過半数方式(新増沢方式)で行う。
   2 全国大会出演の全合唱団を各部門、出演区分ごとに審査し、それぞれに対して、金・銀・銅賞いずれかの賞を贈る。
   3 この他に、特別賞を贈ることがある。

第7章 その他

第23条 出演資格に違反したときは出演を停止または入賞を取り消すことができる。
第24条(規定の改廃)
   この規定の改廃は、全日本合唱連盟理事会出席者の過半数の賛成による議決をもって行う。
第25条(付 則)
   1 この規定は、昭和62年4月1日から(中学校部門は、平成2年11月22日から)施行する。
   2 改定 平成  4年  5月16日
     改定 平成  5年  5月22日
     改定 平成  7年11月16日 中学校部門、出演資格(加盟の義務付)の改定、規定の統合(中学校部門、その
                    他の部門)、演奏時間の変更ほか
     改定 平成 8年 5月18日 後援、開催地条文及び字句の改定
     改定 平成 9年 2月16日 大学部門のA・Bグループ制の導入の改定
     改定 平成10年 5月16日 50回大会の特例項目の削除ほか字句の改定
     改定 平成15年 2月16日 規定全体構成見直し、出演資格、出演人数ほかの改定
     改定 平成16年 2月15日 中高一貫校の出演資格の改定
     改定 平成19年 2月18日 大学部門ABグループ廃止に伴う改定(平成20年度大会から実施)    

〈細 則〉
第 1 条(審査員の選出)
   あらかじめ全日本合唱連盟理事・正会員から推薦を受けた候補者の中から、全日本合唱連盟理事会が選出した審査員選
   出委員会で決定する。
第 2 条(課題曲の選定)
   全日本合唱連盟理事会が委嘱した合唱名曲シリ−ズ編集委員会で決定する。