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  ♪ 世界合唱の祭典 京都(第7回世界合唱シンポジウム)♪
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vol.8 <2004/06/22号>    http://www.jcanet.or.jp/wscm/
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□目次□
⇒01:「合唱三昧」の1週間、ぜひ体験を!
⇒02:合唱指揮マスタークラス
⇒03:募金のお願い

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⇒01:「合唱三昧」の1週間、ぜひ体験を!
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 2005年の「第7回世界合唱シンポジウム」まであと1年となりました。私は
第4回1996年のシドニーと前回02年のミネアポリスと2度参加しましたので、
そのことをお話ししたいと思います。
 96年、02年とも、私は音楽仲間、30年来の友人たちと一緒に参加し、朝から
晩まで合唱三昧の贅沢な1週間を過ごしました。シドニーでは、今回京都で「
ロマン派初期の合唱音楽」のワークショップを担当するベルニウス氏のBACHに
圧倒されました。また、タピオラ(フィンランド)の少年少女の伸びやかな声
に心を洗われ、カナダのエレクトラ女声は決して若くない合唱団でしたが、そ
の歌唱力に唸りました。その後、日本でも盛んに演奏されるようになったマッ
キンタイアやブストーの作品もそのとき初めて演奏され、私も楽譜をたくさん
買ってきて、文字どおり「お土産」が一杯でした。ミネアポリスでは巨匠リリ
ング氏の講習や、セントポール大聖堂でのWYC(世界青少年合唱団)、シャ
ンティクリアの素晴らしさに、参加した喜びを感じました。シドニーではカジ
ノ(公営です)へ行ったり、ミネアポリスでは川下りをしたことも思い出です。
 “参加して良かった”という私自身の経験から、来年ぜひ大勢の方に体験し
て頂きたいと思います。
                               岸 信介
                        全日本合唱連盟副理事長
                              合唱指揮者
                         
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⇒02:合唱指揮マスタークラス
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 合唱指揮マスタークラスの内容が決まってきました。このクラスでは、レッ
スン生が実際にモデル合唱団を指揮しながら、講師の指導を受けていきます。
公開レッスンとなりますので、聴講もできます。一流の講師のバトン・テクニ
ックや演奏解釈、合唱団の指導法などを目の当たりにする願ってもないチャン
スです。まずはどんな内容になるのかご覧ください。

【日程】前期:2005年7月28日(木)〜7月30日(土)
    後期:2005年8月1日(月)〜8月3日(水)

【時間】各日10:00〜12:00 (8/1のみ 15:00〜17:00)

【前期内容】

◇19世紀ヨーロッパの合唱曲◇
講師:ダーン=オーロフ・ステーンルンド(スウェーデン)

 メンデルスゾーン、ブルックナー、ブラームス等のドイツロマン派の作曲家
は、合唱作品に独自の伝統を形づくり、構築性のある作品を残した。合唱指揮
によっていかにバランスのある演奏を実現し、充実したハーモニーを築いてゆ
くか、そのために、スコアをいかに読むか、を学ぶ。また優れた日本の作品に
も注目したい。

<レッスン曲>
・メンデルスゾーン:
   Mitten wir im Leben sind 我ら人生のただ中にあって op.23-3
・ブルックナー:
   Os justi meditabitur 正しい者の口は知恵を語り
・ブラームス:
   Warum ist das Licht gegeben なぜ、光を賜り op.74
・ヴェルディ:
   Laudi alla virgine Maria 聖母マリアの讃歌
・間宮芳生:
   12のインヴェンション より 1〜2曲

【後期内容】

◇20世紀東ヨーロッパの合唱曲◇
講師:テオドーラ・パヴロヴィチ(ブルガリア)

 20世紀は、合唱音楽が多様化した時代だった。このクラスでは、東ヨーロッ
パ各国の合唱曲に焦点をあて、宗教音楽におけるラテン語のリズムの関わりを
検証する。また、時代を反映した作品、民族音楽の新しい表現方法、言語の固
有性もこの時代の重要さがある。変化のある20世紀の合唱曲を学び、あわせて
音楽的な輪郭および作品の構成にも注意を払いたい。

<レッスン曲>
・D.ショスタコービッチ(ロシア):
   10の詩曲 より Kaznionnim 処刑にされた闘志に
・I.スパソフ(ブルガリア):
   Mehmetio, sevda golema メヘメティオ、愛しい人よ
・J.ヴァイダ(ハンガリー):
   Ave Maris Stella めでたし海の星
・M.ヤシンスキ(ポーランド):
   Alleluja アレルヤ
・D.モチュニク(スロベニア):
   Verbum supernum prodiens 崇高なる神の言葉
・I.ハリアサス(ギリシア):
   To Trizoni こおろぎ 

【レッスン生について】
・前期、後期各3名(講師推薦1名、アジア1名、日本1名)
・年齢35歳以下
※レッスン生(国内)の応募方法については、おってホームページに掲載いた
します。

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⇒03:募金のお願い
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★寄付金に税制上の優遇措置が受けられます
 「世界合唱の祭典 京都」が、社団法人企業メセナ協議会の助成認定活動と
なりました。同協議会へ寄付いただくと、個人は「所得控除」、企業は「損金
算入」という税制上の優遇措置が受けられます。協議会からはシンポジウム実
行委員会に「助成金」として寄付金と同額が支払われます。協議会への寄付は、
個人の場合1万円以上、企業の場合5万円以上(いずれも1万円単位)がその
対象です。この優遇処置を受ける場合の手続きについては、実行委員会事務局
までお問合せください。

★募金ありがとうございました
 5月31日現在で、みなさまからの募金合計は 8,634,998円になりました。あ
りがとうございました。                      (N)

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(社)全日本合唱連盟 第7回世界合唱シンポジウム実行委員会事務局
   発行人:吉村信良 編集長:関 達治

 問い合わせ: ws7@jcanet.or.jp
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