所蔵資料検索システム(試運転)を公開(2026年3月31日)

全日本合唱連盟音楽資料室が所蔵する資料がインターネット検索できるようになりました。

合唱音楽資料の検索にとくに重要な要素は、曲の題名はもちろん、曲目ごとの著作者(作曲者、編曲者、作詩者など)や演奏者(ソリスト、合唱団、ピアニスト、楽器奏者、指揮者など)のデータです。しかもそれらは、世界中のさまざまな言語によって表記されており、これらを完全な形で統合する仕組みを築くのはたいへんな時間と労力を要します。

2005年、仕様の異なる不完全な十種類余のデータファイルをもとにゼロから歩み始めた当資料室の所蔵資料カタログは2007年に館内公開、以降日々の問い合わせに対応するため、曲目単位のデータ作成を優先しデータ入力を行ってきました。そのため、多くの図書館が公開する所蔵データに比べると、何とも‘心もとない’‘不十分な’姿かたちです。

この事情をご理解のうえ、ご利用いただきながら、皆さまのお力で、将来、力強いデータベースになるよう育てていただきたく、このたび公開いたします。

◆所蔵資料検索システム(試運転)
https://jmapps.ne.jp/music_library/index.html

「合唱音楽LPレコードデジタル・ライブラリー」批評ー木村元氏(書籍編集者・アルテスパブリッシング代表) (2025年3月7日)

LPレコード・デジタルライブラリー「合唱音楽LPレコード・デジタルライブラリーで聴く20世紀の世界」は、昨夏の公開から、宮城、山形、広島、高知、福岡、熊本などからもご来館・ご視聴いただいています。このプロジェクトから見えてくる資料室の“一歩先”とは?
音楽書籍の編集者として「音楽、本、ひと」に深く関わられてきた木村 元氏にお話をいただきました。


              ©Gen Kimura
「アーカイヴからセレクションへ 全日本合唱連盟音楽資料室LPレコード・デジタルライブラリーの教育的価値」 (PDF)

「Room45°」ーLPレコードの情報紹介Pinterestボード、オープン!(2024年12月20日)

所蔵LPレコードのほか、レコードをめぐるさまざまな情報を自由に紹介するボード「Room45°」を公開しました。
ボードの名称はLPレコードの盤面に刻まれる音溝の角度が45度であることから名付けました。

当ライブラリーのLPレコード整理作業をご担当いただきました合唱指揮者・柳嶋耕太さんにも投稿をいただいています。
また、当資料室も加盟する音楽図書館協議会(MLAJ)の専門・公共図書館部会メンバー、新冠町(にいかっぷちょう)レ・コード館、民音音楽博物館音楽ライブラリー、東京文化会館音楽資料室からも情報のご提供を予定しています。
ぜひ、覗いてみてください。

所蔵LPレコード・デジタルライブラリー公開 12月25日(水)まで(2024年12月20日)

7月17日より公開中の「合唱音楽LPレコードデジタル・ライブラリーで聴く20世紀の”世界”」は年内公開は12月25日(水)までです。
また現在、通常は倉庫に保管している全所蔵LPレコードを資料室内でご覧いただくこともできます。
どうぞ、ご来室のうえ、ブラウジングなさってください。

所蔵LPレコードデジタル・ライブラリー関連トーク配信中(2024年12月6日)

所蔵LPレコードデジタル・ライブラリー公開に関連し、合唱指揮者・松原千振氏に、「20世紀・LPレコードからの問いかけ―促される思考」と題したお話をいただきました。この録音を全3回の配信でお届けします。

第1回 「デューラー時代の音楽」https://youtu.be/R_Qm6tRVXCc
第2回 「都市文化としての音楽」https://youtu.be/AKv_13F5_2c
第3回 「グレゴリオ聖歌のLPレコード」https://youtu.be/fQ5uZPW2vrk

所蔵LPレコード・音源デジタル化のクラウドファンディングご支援 ご報告(2024年12月6日)

当資料室で公開中の「合唱音楽LPレコード・デジタルライブラリーで聴く20世紀の“世界”」と題した所蔵LPレコードのデジタル・セレクションにつきまして、6月15日(土)から8月13日(火)まで実施いたしました音源デジタル化のためのクラウドファンディングに、当初の目標額140,000円を上回る、331,000円のご支援をいただきました。
57名のご支援者の方々、またこの取り組みにお心を寄せていただきSNSなどで発信して下さった皆さまに、あらためて心より御礼を申し上げます。
感謝の気持ちを込め、支援者の皆様のお名前を、ここに掲載いたします。
今回のクラウドファンディングは無事成立しましたが、資料が多くの音楽活動に新たな息吹を吹き込むことができるよう、全日本合唱連盟音楽資料室の活動に、終わりはありません。これからも当館の活動をお見守りくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

●ご支援者様ご芳名(順不同・敬称略)

hideya517 
Hiroya Takamatsu 
Hiroyuki Kawasaki 
Imagama 
kaho 
Kaito Kikuchi 
kawamura keiichi 
masafumi.sato 
masumin 
miyamasa.2916 
Os 
orategabbac
reichoeur 
Satoko Goto 
smile-again 
Soh Araki 
SY 
Taku Sato 
tAnI
Umekage
Yoshi.Ig
Yoshida☆
YU
Yumie Yamamoto
うになま
さとみ
しろくまめろん
たつやのふ
ちゆき
ちょこ
とのとの
はせくに
ひまじん
ぷるっぷ
めぐみ
安藤 龍明
永 ひろこ

菊地 亮
及川 剛
宮下隆
合唱が好きなおじさん
佐藤
坂井 威文
三好 草平
山口 敦
芝崎 雅浩
酒井 健太郎
秋山 信愛
菅谷 真由美
瀬成田 智
中村 俊幸
平沢 知之
牟禮 幸正
夜空の瞬き
野口 聡
野村 維男
野沢 裕美

●学校合唱団・学校図書館へのCDセット貸出 (2023年8月23日)


音楽資料室では、教育に対する支援の一環として、広く合唱音楽に親しめるように選んだ作品のCDセットを、 全国の学校合唱団や学校図書館に貸し出すサービスをしております。
授業や学校図書館の活動、国際理解への学習教材として、どうぞご利用ください。

所蔵LPレコードのデジタル化〜広域利用への一歩 (2022614)

今回のコロナ禍により活動の制限を受ける中で、デジタルの有用性−私たちがデジタルで何をできるのか、をさまざまな点で考える機会になりました。全日本合唱連盟音楽資料室は、独立行政法人日本芸術文化振興会の「文化芸術復興創造基金」(50万円)を受給し、所蔵LPレコードのデジタル化に着手しました。

この基金による支援事業は「新型コロナウイルス感染症の影響により、長期にわたる公演等の中止など、財政的に非常に厳しい状況にある文化芸術団体に対し、皆様からのご寄附を原資として、我が国の文化芸術の振興・普及を図るため、文化芸術活動を継続するための支援を行うもの」です。
--同振興会ウェブサイトより

このたびは、指揮者の松原千振・故今井邦男の二氏が精査された選りすぐりのLPレコード「CKセレクション」の中から、50点の音源をデジタイズ、オンラインストレージに保管した上で、専用のシステムから試聴できる環境を整えました。


「演奏は、場所や時、作品への思考、演奏者、楽器等により同一になることはない。その時こそ、私は考え、悩み、疑問を抱き、自らの演奏に立ち向かうことの重さを思う。ひとつの音への思考は尽きることがない。音楽資料は、私たちが音楽に接するそうした場面に助けとなり、さまざまな要素を私たちに投げかけてくる。」-----松原千振

 
「若い頃何も知らないでやっていたことの意味が今わかる。今はシャイン、彼がどうしてその時代にそういうものを書いたか、それがシュッツやバッハにどうつながっていくか、勝手な想像だけれど・・・ドイツ初期バロックの音楽スタイルが時系列的に繋がって分かってくる。[所蔵LPレコード整理時の随想記録から]」-----今井邦男


「CKコレクション」のデータを保管するデジタルアーカイブシステム「Terra sight」画面
(提供: 寺田倉庫株式会社

これは経年劣化・破損が懸念される資料の安全な保管を可能にしたと同時に、長年の懸案である「広域利用サービス」を進めるための、小さな一歩です。
さらに、加速する気候変動の資料への影響はライブラリーが直面している重要な課題であり、それに対する積極的な取り組みでもあります。