「世界合唱の祭典　京都」（第７回世界合唱シンポジウム）の募金にご協力くださったみなさん、ありがとうございました。
　募金の最終結果は、 474件、36,051,474円にも達しました。シンポジウムの準備が始まってから、企画を進める上で財政面の不安がつきまといました。世界中から集まる合唱人に喜んでいただける内容にしようとすればするほど経費がかさみますが、それをまかなう収入をどのようにすれば確保できるか、が大きな課題でした。
　実行委員会では行政、財団、企業に支援のお願いをするとともに全国の合唱仲間に募金を呼びかけました。呼びかけに応えて各県連での10円募金や会場募金などが始まりましたし、加盟合唱団のみなさんも演奏会での会場募金や収益の一部の寄付などで協力してくださいました。また合唱団員をはじめとして個人で寄付してくださる方々も多く、おかげさまで募金額は当初の見込を大きく上回りました。多くの合唱を愛するみなさんが「世界合唱の祭典　京都」の意義を理解してくださり、財政面でも支えてくださったことに感激しています。
　6000人に及ぶ世界の合唱人の交流は日本と世界の合唱文化に大きなインパクトをもたらしたと思います。このような成果をあげたシンポジウムの実現にはみなさんからの募金が大きな役割を果たしました。改めてお礼を申し上げます。募金に応じてくださった方の中には、シンポジウムに参加できなかった方もあると思います。その方たちにシンポジウムで私たちが得たものをお伝えして行くことが、これからの務めであると考えています。