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WYCは、新規募集と前回からの招待メンバーで構成され、毎年夏、主催国に集まり、2週間の集中リハーサルを行います。そして、主催国やその近隣の国々をツアーし、主なコンサートホール、文化センター、教会などで演奏します。 全体の運営と芸術面においての責任は、IFCMとFIJMに指名された専門家で構成するWYC世界委員会が受け持ち、事務局は主催国実行委員会の協力を得ながら世界合唱センター(ベルギー・ナミュール市)が担当しています。 ■オリジナルな構成 WYCのメンバーになるためには、まず、IFCMまたは各国のJMや合唱機関が行うオーディションに合格し、推薦を受けなければなりません。各国から推薦できるのは12人までで、各国でのオーディション・テープと推薦状をもとに合唱専門家で構成する選考委員会によって最終決定されます。 WYCに参加する国の数は年々増加しており、すべての大陸から参加しています。メンバーのクオリティは、音楽面もさることながら人間性としての面も非常に高く、芸術家でかつ友好精神の旺盛な人であることが保証されています。その結果、それぞれのメンバーにとっても人生の中で消えることのない思い出に残る経験となるのです。 ■オリジナルなプログラム WYCでは、1989年のプロジェクト開始以来、F・ベルニウス(ドイツ)、M・ブリューワー(イギリス)、E・エリクソン(スウェーデン)、T・カリュステ(エストニア)、A・マックニール(アメリカ)、O・ルード(ノルウェー)、E・マータ(メキシコ)、R・ショウ(アメリカ)、F・ショーベリ(スウェーデン)、S・スケール(スウェーデン)、R・スント(スウェーデン)、W・スィングル(アメリカ)、E・クラス(エストニア)、J・ヴェラスコ(フィリピン)、田中信昭(日本)、A・トーマス(アメリカ)、G・グラデン(スウェーデン)、H・W・ユーン(韓国)ほかの著名な指揮者を迎え、多彩なプログラムを構成しています。 合唱作品の中でも重要な位置を占めるア・カペラプログラムを主体に、曲目の半分は今世紀の作品で、あとの半分は、取り組み易いポピュラーな作品を用意しています。 ■世界へのメッセージ 芸術プロジェクトの域を越え、それ自身が大きな業績となったWYCは、メンバー同士の個人的な関係においても、ユニークな試みであることを証明しています。政治、文化の違いにかかわりなく、音楽に惹かれ、歌うことを愛するという共通点で結ばれた80人の若者が、約1ヶ月間生活を共にすることによって、音楽に取り組み、遊び、会話そして議論をします。この小さなコミュニティから友情が生まれ、膨らみ、そしてその友情は生涯続くことになります。この友情はコンサートにきた聴衆にも感じられるほどの統一感を呼びます。 ■沿 革 1987年 FICMの総会にて世界合唱団を作る可能性の研究をスウェーデンに要請。 1989年 スウェーデン・アービカにて最初のWYC諸会議。JMとIFCMが、プロジェクトを共同で組織し運営する可能性を研究。 1990年 第1回大会をベルギーで開催。ストックホルムでの世界合唱シンポジウムを含むヨーロッパ各地をツアー。W・スィングル、F・ベルニウス、R・ヤンセンス、R・ショウの指揮。プロジェクトの成功を確かなものにするためにJMとIFCMが正式にパートナーシップを結び、世界委員を任命した。世界合唱センター(ベルギー・ナミュール市)がWYC事務局となる。 1991年 ハンガリーで開催。ハンガリーJMとコダーイ音楽研究所が主催。ケチケメートでリハーサル・キャンプし、コダーイ・セミナー・コンサートに出演。F・ショーベリ、F・ベルニウスの指揮でハンガリー、チェコ、オランダ、ベルギーをツアー。 1992年 スペインで開催。スペイン国王列席のバルセロナ・オリンピックのガラ・コンサートを含む各地でコンサートツアー。E・マータ指揮によるJM世界青少年管弦楽団と共演。ア・カペラプログラムではエストニアのT・カリュステが指揮。 1993年 94年冬季オリンピック文化プログラムとしてノルウェーのリレハンメルで開催。世界青少年管弦楽団と共演。M・ブリューワーの指揮でノルウェー、ドイツ、オランダをツアー。 1994年 ウルグアイで開催。R・スントの指揮でウルグアイ、アルゼンチンをツアー。 1995年 カナダで開催。F・ベルニウス、A・マックニールの指揮でカナダ各地をツアー。 1996年 エストニアで開催。E・クラス指揮のエストニア国立管弦楽団とヴェルディのレクイエムを共演。J・ヴェラスコの指揮で、ラトビア、フィンランド、スウェーデンをツアー。 1997年 アジアで初めての日本開催。浜松市でキャンプ。浜松・名古屋・長野・京都・広島・岩国・一関・東京の各地をツアー。指揮者にはロベルト・スント、田中信昭。 1998年 台湾で開催。アンドレ・トーマスの指揮で台湾とフィリピンをツアー。世界ユースオーケストラと協演。 1999年 スロベニアで開催。フリーダー・ベルニウス、ゲリー・グラデンの指揮でスロベニア、クロアチア、オーストリア、ドイツをツアー。 2000年 スペインで開催。ペーテル・エルデイ、ポール・スミスの指揮でスペイン各地をツアー。 2001年 ヴェネズエラで開催。フィリペ・イズカライ、アントン・アームストロングの指揮で、ベネズエラと米・フロリダ州をツアー。 2002年 アメリカで開催。トヌ・カリュステの指揮で、イリノイ、ミシガン、ウィスコンシンの各州をツアー後、ミネアポリスで行なわれた《第6回世界合唱シンポジウム》に出演。 2003年 スイスで開催。マリア・ギナンド、ヨハネス・プリンツの指揮で、オーストリア、スロベニア、スイスをツアー。 2004年 韓国で開催。ゲオルグ・グリュン、アンソニー・リーチの指揮。韓国各地をツアー。和歌山公演も実施。 2005年 イスラエルで開催。アーロン・ハーラップ(カナダ−イスラエル)、フレッド・ショーベリ(スウェーデン)の指揮。 2006年 イタリアで開催。ピーター・ブロードベント(イギリス)、ギュンナー・エリクソン(スウェーデン)の指揮 。イタリア、スイス、フランス、ベルギー、ドイツをツアー。《ヨーロッパ・カンタート2006》に出演。 2007年 南アフリカ共和国で開催。ペーター・ダイクストラ(オランダ)、シドモ・ジャイコブス(南アフリカ共和国)の指揮。南アフリカ共和国とナミビアをツアー。<7月9日〜8月4日> 2008年 香港・中国で開催。スティーヴ・ジグリー(アメリカ)、ハク・ウォン・ユーン(韓国)の指揮。香港、広州、上海、マカオをツアー。<7月14日〜8月11日> 2009年 ベルギーで開催。Johan Duijck(ベルギー)、Ana Maria Raga(ベネズエラ)の指揮。ベルギー、オランダ、フランス、ドイツをツアー。<7月8日〜8月1日> ■日本から参加したメンバー 大 成 研 三
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